用途例
カーボンプリプレグ(炭素繊維プリプレグ)用工程紙
特徴
寸法安定性の向上
炭素繊維という寸法安定性の高い素材の成形時に使用されるものであるため、工程紙自体の寸法安定性も向上するよう製紙段階から調整しています。剥離性のコントロール
プリプレグ成形時に使用されるエポキシ樹脂の種類や塗工量、また塗布直後のハジキ具合によって工程紙の剥離性をコントロールしています。また表と裏で異なるシリコーン素材を使用しており、重剥離面に樹脂が残り、剥がす時は剥がしやすい等、異差剥離の細かな調整も行っています。トップ専用工程紙も用意
エポキシ樹脂を効率よくコーティングし、炭素繊維への転写(含浸)のみに使用する工程紙も取り揃えております。各種ガイドロールとの滑り性等を考慮し、お客様のマシンと融合するような製品作りを目指しています。
各種幅に対応
最も利用されている幅は1,080mmですが、1,600mm幅まで対応しています。製品構造
シリコーン工程紙の異差剥離がスピードによって変わってしまうことを防ぐため、速度依存性の少ないシリコーンを厳選しています。また製品等にシリコーンが移行しないようキュアリング確認もしっかりと行っています。
製品仕様
構成 | 幅 | |
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A!Prog®-C | 重剥離シリコーン/工程基紙80~150g/軽剥離シリコーン | ~1600mmまで(ロール品) |
恵和が実現する3つのお客様価値